テロワールの会

いい酒がある
いい人が集う
いい和ができる

◆メールから始まった

 歴史は古く時は2001年に遡る。ある3人が京都出張で日本酒を飲んだ際、秋田の日本酒のおいしさを再認識し、3人の内の1人が高校の同級生である浅舞酒造の杜氏にメールを送ったことから始まる。

◆酒蔵見学開始

 翌2002年初めての酒蔵見学。その後酒蔵見学は毎年開催され、開催する度に人の輪は広がり続ける。酒蔵見学の楽しみはもちろん旨い日本酒を飲むことだが、それと同様にいやそれ以上に楽しみなのが杜氏から酒造りに纏わる話を聞くこと。絶品の酒粕料理をつまみに、杜氏の話を聴きながら飲む日本酒はこの上なき最高の一時。この酒蔵見学は2019年まで続くことになる。多いときは三週に渡ってマイクロバスで駆けつけたこともある。

◆天の戸を応援する会発足

 2007年駅前の居酒屋にて「天の戸を応援する会」初開催。参加者は10数名。杜氏から酒蔵に数十年寝かせていた古酒なるものを飲ませていただいた。日本酒と言うよりは高級なブランデー。家庭での保存の仕方は、新聞紙にくるんで押し入れに入れとくだけで良いらしい。やってみたけど古酒になる前に飲んでしまうので古酒にすることは諦めた。2018年からはプライベートボトルまで作成。ラベルは、書あり、切り絵あり、写真あり。毎年の酒蔵見学と「天の戸を応援する会」を楽しみにし、永遠に続くように思えていたが…。

 2019年7月杜氏が急逝。

 2019年2月の酒蔵見学が最後となる。

◆杜氏の言葉から

 杜氏からいただいた言葉は心の中に生き続けている。「せばなんとす」:壁に当たったときただ困り果てるのではなく何かしら方法を見出すこと、「この風景を瓶に詰めたい」:蔵から半径5kmの酒米を使った酒造り、横手平野が見下ろせる道満峠で純米大吟醸35をワイングラスに注ぎ、みんなで乾杯したときの言葉、「酒は人を喜ばせるもの、幸せにするもの、そして、人をつなぐもの」:酒とは?についての言葉、などなど。「天の戸を応援する会」は2021年からは「テロワールの会」に名称を変更。この名称の名付け親も杜氏である。ワイン用語らしいが、杜氏の生み出す酒はその土地、その気候、その土地に生きる人、全てを表しているということ。

お酒を楽しみ、人と人の心を結ぶ第19回テロワールの会がもうすぐ開催される。

(人生の一滴)

つなぐのは
酒ではなく