旅は道連れ
世は情け
風は強し
◆佐渡は大きい
目的地の尾畑酒造まではバスで50分。始発バスに乗車は2人。1人は10分ほどで下車。後はずっと一人旅。運転手と自分。まるで大きなタクシーなのだが、タクシーと違うのは必ず決まった時刻にバス停に止まることと、決して近道はしてくれないこと。観光地のトキの森公園前に止まったが、勿論誰も降りず誰も乗って来ず。インバウンドの外国人も日本人観光客さえいない。目的地「尾畑酒造前」の近くで運転手さんに「尾畑酒造前に止まりますよね」と何気なく話しかけたら、衝撃の一言。「11月から尾畑酒造前までは行きませんよ」。ショック。ショックを隠し一番間近なバス停で降りる。ただ運転手さんが「真っ直ぐ行って左に曲がって700mぐらいで尾畑酒造ですよ」と優しく教えてくれた。
◆学校蔵
今回の本当の目的地は、尾畑酒造から11km先にある学校蔵。尾畑酒造が日本一夕日が綺麗な学校と称された旧西三川小学校を酒蔵として再生。空と海が見渡せる絶景の学校蔵にて麹や酒粕と地元食材を活かした料理をつまみに尾畑酒造の日本酒を嗜むこと。こんな贅沢はない。その為に400km近い道のりを来たのです。しかし、尾畑酒造に到着し酒蔵SHOP見学中に衝撃の看板を発見。「学校蔵本日臨時休業」ガーン。しばし呆然…。ここで思い直し、臨時休業でも学校蔵の場所には行こう、日本一夕日の綺麗な場所を見に行こうと決意。即タクシーで直行。
◆至高の一杯
学校蔵から見渡せる空と海…、最高でした。ただ風がものすごく強かったので写真を撮ってすぐ尾畑酒造にUターン。その後は尾畑酒造の酒蔵SHOPで無料試飲コーナーや有料日本酒を充分に堪能。尾畑酒造は佐渡産酒米を使用。精米20%(80%削)の純米大吟醸もよかったが、自分は精米40%中口の純米大吟醸「深静(MIJO)」が一番。尾畑酒造さんありがとうございました。また3月の「にいがた酒の陣」でお会いしたいです。
◆二等船室
帰りは余裕があったので2時間半かけてフェリーでゆっくり新潟港へ。佐渡汽船SHOPで若漁師お勧めの加藤酒造の「かぜやわらか」一合瓶と茶道名物イカの口(いかとんび)を購入し、二等船室にて日本酒をちびりちびりやりながら一泊二日の酒蔵放浪の旅を振り返る。流行語ではないけど、「飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで」の旅でした。(完)
(人生の一滴)
うまくいかないから
旅になる










