白の町から青の街へ

周りに熊が出なくなったら

上から雪、雪、雪…

どっちか選べと言われたら

◆大寒波襲来

「この冬最長になるとみられる寒波が襲来し、週末にかけて広い範囲で大雪となるおそれがあるため厳重に警戒を」とのこと。週末に東京に出かける用事があるため、ハラハラドキドキの一週間。

上京2日前

奥羽本線在来線運休。新幹線こまちも運休または大幅な遅れの見通し。在来線で秋田駅に行く自分としては、例えば在来線運休で新幹線が動いている場合にどうするか、秋田新幹線を諦め盛岡駅まで行き東北新幹線に乗るべきか…等を悩みに悩む。

上京当日

平日の出勤ラッシュに遭わないように、8:11発の新幹線なのにまだ夜も明け切らない5:50に自宅を出発。同乗者と荷物を秋田駅に6:15に下ろす。(出発2時間前)そして職場に向かい車を置き、猛吹雪の中、歩道の雪をかき分け最寄りのバス停へ。靴とズボンの下は凍っている状態に。誰も乗っていない始発のバスに乗り込み7:15秋田駅着。全然暖かくない待合室で震えながら小さくなっていると、悲しいかな、乗る予定だった在来線に乗った乗客が改札を通ってくる。残念、読みが外れた。

◆出発

定時より少し遅れて新幹線出発。盛岡駅着時点で25分の遅れ。盛岡も雪景色だが、盛岡を出発すると徐々に風景が変化し、仙台近くになると晴天の上に雪気配なし。2時間前は吹雪に凍えながらバス停に向かっていたのに…。やたら「大雪の影響により、秋田新幹線こまち号の遅延のため現在25分ほど遅れて運行しております」の車内アナウンス。自分の責任ではないにしろ、なぜか情けなく申し訳ない気持ちに…。

◆日本列島長し

 車外を見ていると、3時間ほど前はホワイトアウト状態で雪寄せする人さえいない風景だったのに、今は、河川敷で野球をしていたり、5面ほどあるテニスコートにたくさんの人が打ち合っていたり、車道を原付バイクが走っていたり(自分の原付スクーターは10月上旬に冬眠)…。これが同じ日本なのか。雪国が雪を担当しているお陰であなたたちは1月に野球もテニスもできるし、原付にも乗れるんだよ、と訴えたい。

◆3日後

青の街からまた白の町に。秋田駅前は3日前よりも雪が積もっていて、横殴りの雪を受けながらバス停を探して、暫くバス停で待つ。ようやく来たバスに乗り職場近くのバス停で下車。吹雪の中、靴とズボンの下を凍らせながら雪をかき分け職場に着いたら、かまくらの様になっている我が車を発見。我が車を救出してようやく自宅に着いたら、3日分の雪が私を待っていました。トホホ。あったらいいな、雪寄せ手当…。

(人生の一滴)

雪は黙って寄せられるが、熊は黙って寄せられはしない